コロナの時代に和ろうそくで孤独を楽しみませんか?ー和ろうそくと洋ろうそくの違いー
2020年11月11日

和ロウソクとは

西日本でとれるハゼの実から抽出したモクロウからできており、芯は畳で使われる「い草」から作られます。和ろうそくの芯は筒状で中は空洞になっているため、芯が蝋を吸い上げるスピードが速く、蝋垂れも起こりにくくなっております。歴史のあるお寺では、燃える時に出るススがさらっとしており簡単に落とせるので、高級仏具が汚れる心配がなく、炎が大きく美しいので、今でも何百年も愛用され続けております。
また、高価な天然原料を使用し、その高い品質を守り仕上げるために、職人が魂を込めて一本一本手づくりで作っています。それで出来上がる数も限られ、洋ロウソクに比べて高価になります。でも和ロウソクを灯してみて下さい。いつのまにかあなたが時代劇の主人公になれますよ。全国的に毎年行われている「100万人のキャンドルナイト」のように、1時間家の中のすべての電気を切って暗闇の中、家族でじっくり語り合ってみませんか?

洋ロウソクとは

石油からとれるパラフィンの原料で出来ており、芯は糸です。例えば、お誕生日ケーキについてくるあのカラフルなロウソクは洋ロウソクです。その時皆さんもロウソクが美味しいケーキに少し垂れてしまった経験があるのではないでしょうか。洋ロウソクは、燃えるとススが和ロウソクに比べてベタっとしているので、仏具にこびりつき、表面を痛めてしまうこともあります。ただ、洋ロウソクは機械での大量生産が可能なので、原料も安価で大量生産ができ、一般的によく使われています。

和ロウソクと洋ロウソクの燃え方の違い

和ロウソクと洋ロウソクの燃え方について比べて見てみると、和ロウソクの炎は大きく、まるで魂が通じているように大きく揺れるのに対し、洋ロウソクは小さく、おとなしく燃えます。

初めてのコロナ危機、こんな孤独な時代だからこそ
和ロウソクで心の中に新しい楽しみを見つけませんか?