キャンデリラロウ
利用分野
化粧品分野
口紅、グロス、クリーム、ファンデーション、ヘアワックスに利用されています。
食品分野
ガムベース基材、キャンディ・チョコレートなどの防湿/つや出し剤、離型剤として使用されています。
その他
医薬品(錠剤のコーティング剤、軟膏)、トナー、インクリボン、石鹸、繊維工業(撥水剤)、カーワックス、電気絶縁剤、カーボン紙、皮革、磨き剤、接着剤、鉛筆、クレヨンなど、幅広い用途があります。
特徴
  • 適度な樹脂分を含有する。
  • 収縮率が小さい。
  • 他のワックスに添加すると、融点は変わらずに温度耐性が上がり固くなる。
  • 防湿性がある。
  • 光沢性に優れる。
  • 乳化性に優れる。
セラリカNODAのキャンデリラロウは、当社独自の精製法(特許第462579号)により原産地から輸入した粗ロウに含まれている色素、不純物などを除去し、脱色精製しております。 口紅に添加することにより、商品に次のような特徴を付与できます。
  • 「均一に延びる」
  • 「顔料の分散による色調の安定と均一性」
  • 「色落ちしにくい」
  • 「自然で深みのある光沢感が得られる」
  • 「滑らかで心地よい感触になる」
キャンデリラロウとは
タカトウダイグサから採れる天然の植物ロウです。キャンデリラはメキシコ北部及びアメリカ南部の砂漠地帯に生育しています。砂漠は一日の寒暖差がとても大きく、また夏は45℃、冬は-20℃と言う温度差が激しい高地に生育しています。水分の蒸散を抑制する目的でキャンデリラロウが分泌され、苛酷な環境に負けず生き抜いています。 キャンデリラロウは1年を通じて採取できます。光沢感に優れ、温度変化に強く、折れにくいため、リップクリームや口紅などの化粧品の基材として用いられてきました。
由来植物(キャンデリラ)の特徴

地下の根茎から出ている径5〜10mm、長さ15〜100cm程度の茎に、ほとんど葉はありません。小さな茂みを形成し、幹は灰色がかった緑色で、表面はロウで薄く覆われています。 キャンデリラを含むトウダイグサ属は「取引を規制しなければ絶滅のおそれがある」としてワシントン条約(CITES)で保護されています(ワシントン条約付属書Ⅱ類に該当)。 キャンデリラロウの原料や、使用製品の輸出入に際して、ワシントン条約に基づいた許可書や証明書が義務づけられていますが、その高い品質から、変わらずお使いいただいております。

キャンデリラロウ製品シリーズ一覧表
製品シリーズ製品名称形状
未来型製品
(機能性・文化)
高脱臭キャンデリラパウダー真球パウダー
植物レジン粗粉砕パウダー
Fシリーズ
(農薬フリー/安心安全)
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NCシリーズ
(高精製品)
NC-1630ペレット
スタンダード精製品精製キャンデリラワックス特号ペレット
脱臭精製キャンデリラワックスペレット
精製キャンデリラワックスNo.2ペレット
精製キャンデリラワックスNo.1ペレット
コスト重視品--
キャンデリラロウ製品性能比較表
未来型製品高精製スタンダード
製品名高脱臭キャンデリラロウ真球パウダー植物レジンNCー1630精製キャンデリラワックス特号脱臭精製キャンデリラワックス精製キャンデリラワックスNo.1
形状パウダー
溶解後の透明性
説明商品の原料を化石原料から天然物に変えたいというお声にお応えし、様々な感触や粒径のセラリカ天然パウダーシリーズキャンデリラロウに含まれる樹脂分(レジン)を当社独自の方法で分離して得ています。天然素材100%高純度の植物性炭化水素。石油系ワックスに代替できる天然系ワックスキャンデリラロウを100%使用した純粋な精製品キャンデリラロウをベースとした精製品。脱臭グレード。キャンデリラロウをベースとした精製品。
組成
酸価14~24< 5014~2414〜24
ケン化価46~6546〜9340~6046〜65
ヨウ素価10〜22< 42< 1010〜22
融点(℃)68~72-70~7568〜72
過酸化物価----
重金属(ppm)< 20< 20< 20< 20
ヒ素(ppm)< 2< 2< 2< 2
比重0.984(25℃)-0.980(25℃)0.984(25℃)0.98(25℃)0.98(25℃)
針入度(100g/5s)1(25℃)1(25℃)
粘度(cP)15.7(100℃)-13.6(100℃)15.7(100℃)13.6(100℃)
引火点(℃)266-266
適合規格医薬部外品原料規格2006(外原規)