水俣市

水俣市とのモクロウ再生プロジェクト

忠臣蔵でも有名な大石内蔵助は、その最後を細川藩に預けられ、その御礼として櫨の木の栽培法やモクロウの作り方マニュアルを残し、細川の殿様に差し上げました。これにより、細川藩の領地であった水俣はモクロウ産業が繁栄し、約10万本の日本一レベルの櫨の木が植林されました。残念なことに現在は約1万5千本まで減少し、手入れされず放置されている櫨の木も増えておりますが、櫨の植林を主催する緒方さん親子の熱い息の長い情熱に支えられてきました。その中で水俣市は、2020年から内閣府のSDGs未来都市づくりに認定されております。最も苦しんだからこそその厳しい経験を世界の為に生かそうと、現代中国の近代化の中で環境モデル都市として、脱公害の街づくりに大きく貢献しています。弊社は、水俣市、水俣市民や水俣の企業と一緒になり、新たな水俣市づくりに向けて櫨の植林やモクロウの用途開発を通じて、21世紀的観点から石油合成素材から天然素材への転換、さらに自然と共生する紅葉の美しい櫨の木に溢れた豊かな街づくりを共に進めていこうと考えております。