カルナウバロウ
利用分野
化粧品分野
融点向上性、光沢性、防湿性、乳化性がすぐれ、チック、口紅、ファンデーション、まゆずみ、スタイリング剤などに幅広く使用されています。
食品分野
防湿性、艶出し効果から錠剤タイプの菓子などのコーティング剤として、また離型性からお菓子のグミにも利用されています。
先端分野
プリンターのトナー、半導体チップの離型材を中心に幅広く利用されています。
過去
精密鋳造、カーボン紙用インキ
現在
化粧品、艶出し剤、医薬品、磨き剤、塗料、コピー機のトナー
未来
カルナウバロウを主原料とするゴム用光沢化剤 ※タイヤに添加すると既存ワックスと比べ高度な機能性は変わらず、光沢性が格段に向上します。2019年にゴムの黒色光沢化剤として特許を取得しております。
特徴
艶、光沢性、強靭性、硬さ、微結晶性が植物系ロウ中で最高。
当社は、ブラジル現地から輸入した粗ロウを、国内で初めて開発した精製法(特許第462578号)により、ロウの本質を少しも損なわずに、色相のすぐれた高品質の製品を製造しています。 使用実績の第一は情報記録材等の先端工業分野で、当社製品の天然物の長所を生かした品質の高さが評価されています。
カルナウバ(カルナバ)ロウとは
ブラジル産のカルナウバヤシの葉から産する植物ロウです。天然植物ロウ中、つや・光沢性・強靭性・硬さ・微結晶性などが最も優れ、他の油性原料をまとめる硬度調整の機能が高く評価されています。原料となるカルナウバヤシは、南米ブラジルの特産物で北東部に生育するものに限られています。カルナウバヤシの葉は扇状で、ロウはその表面、特に裏側に粉の状態で存在しています。
由来植物(カルナウバヤシ)の特徴
カルナウバヤシの高さは7~8mの高木で、砂地や河辺に群生している野生の植物でロウが採取できるようになるまでに約15年を要します。収穫は年に2階行われ1回目が9~10月で30~40%の葉を刈り、2回目が12月~1月で残りの葉を刈ります。木の先端部にある、柔らかい葉の部分にふく粉は上質で1号品と呼ばれ、全体の20%しかありません。採取した葉は3~4日以上天日乾燥して叩きつけた後、刻んで分離したり削り取ったりして粉を集めます。扇状の葉を覆っている粉(ロウ)は、降雨のほとんどない季節に水分の蒸散を防ぐ役割を果たしています。現在は脱穀機を用いてパウダーを葉から分離しています。
カルナウバロウの歴史
18~19世紀のドイツの博物学者フンボルトは、カルナウバヤシを「生命の木」と名付けています。原産地ブラジルでは実、幹、葉、ロウなど、カルナウバヤシの生み出すすべてが食物、建築資材、薬用として様々に用いられていたからです。一本一本の木が年間を通じて生活を豊かにする植物であり、特に干ばつ期には貴重な食材として、貧しい住民の糧となりました。欧米に知られるようになったのは、18世紀後半からのことです。最初は床磨き材として利用され、その後カーボンペーパー、各種艶出しワックスとして世界各国に輸出されています。現代では情報記録材や電子部品等の先端分野でも優れた機能性が生かされています。
カルナウバロウ製品シリーズ一覧表
製品シリーズ 製品名称 形状
未来型製品
(機能性・文化)
高脱臭カルナウバパウダー 真球パウダー
Fシリーズ
(農薬フリー/安心安全)
- -
NCシリーズ
(高精製品)
NC-1810 ペレット
スタンダード精製品 精製カルナウバワックスNo.1 ペレット
WA-05 ペレット
スメアリングワックス ペレット
精製カルナウバワックスパウダ-N パウダー
精製カルナウバワックスNo.1(P) パウダー
コスト重視品 カルナウバワックス 1号 ペレット
カルナウバワックス 2号 ペレット
カルナウバロウ製品性能比較表
未来型製品 高精製 スタンダード コスト重視
製品名 高脱臭カルナウバロウ真球パウダー NCー1810 精製カルナウバワックスNo.1 カルナウバワックス2号
形状 フレーク フレーク フレーク フレーク
溶解後の透明性
説明 商品の原料を化石原料から天然物に変えたいというお声にお応えし、様々な感触や粒径のセラリカ天然パウダーシリーズ カルナウバロウ1号品の高精製品。脱臭グレード。 カルナウバロウ1号品の精製品 カルナウバワックス2号品
組成
酸価 < 10 < 10 < 10 < 10
ケン化価 78~95 78~95 78~95 78~95
ヨウ素価 < 10 5~14 < 10 5~14
融点(℃) 80~86 80~86 80~86 80~86
過酸化物価 - - - -
重金属(ppm) < 20 < 20 < 20 < 20
ヒ素(ppm) < 2 < 2 < 2 < 2
比重 0.997(25℃) 0.997(25℃) 0.997(25℃) 0.997(25℃)
針入度(100g/5s) < 1(25℃) < 1(25℃) < 1(25℃) < 1(25℃)
粘度(cP) 21.6(100℃) 21.6(100℃) 21.6(100℃) 21.6(100℃)
引火点(℃) 318 318 318 318
適合規格 医薬部外品原料規格2006(外原規)
食品添加物公定書第9版
日本薬局方