グミのツヤツヤと体育館のピカピカ、同じものでできているって本当?
天然ロウ作りの仕事 / セラリカNODA
ホント! どちらも「天然のロウ」からできています。
わたしたちの身のまわりには、植物や昆虫が作り出す不思議な素材がかくれています。
動画で一緒に探検してみましょう。
天然ロウの世界を案内してくれるのは、この二人!
なんでも知りたがりの元気な男の子。「これ何でできてるの?」が口ぐせ。
やさしくて観察力バツグンの女の子。自然や生き物が大好き。
天然ロウってなに?
天然のロウとは、植物や昆虫が自分の体を守るために作り出す、自然の素材です。「ロウって、ろうそくのロウ?」そうです、まさにその「ロウ」です。でも、天然のロウはろうそくだけじゃない。食べ物にも、化粧品にも、建物にも大活躍しているんです。
ハゼの実
日本に昔からある木の実。江戸時代から和ろうそくの原料として使われてきた、日本の伝統素材です。
カルナバヤシ
ブラジルに生える南国のヤシの木の葉から取れるロウ。世界中の食品や化粧品に使われています。
蜜蝋(ミツバチの巣)
ミツバチが巣を作るときに出す天然のロウ。自然界でもっとも精巧な素材のひとつです。
動画 ①
天然ロウの世界
天然ロウはこんなところにも!
天然のロウは、わたしたちの生活のいたるところに使われています。ちょっとびっくりしませんか?
グミのつるつる光沢、チョコレートのツヤ、りんごや果物の皮のツヤ出しコーティングに。もちろん食べても安全な素材です。
口紅やリップクリーム、ハンドクリーム、固形のアイシャドウなど、毎日使うコスメにも天然のロウは欠かせません。
体育館や家の床に塗るワックス、車のボディコーティング、クレヨンの芯の素材にも使われています。
江戸時代から続く和ろうそく。今も職人が天然ロウを使って、一本一本丁寧に作り続けています。
ぜんぶ、天然のロウからできている。
自然の力って、すごいと思いませんか?
動画 ②
天然ロウはこんなところにも
自然の力で、学校をもっと気持ちよく
動画 ③
すべての子どもが安心して学校に通える未来へ
この人に聞いた
野田剛弘さん
株式会社セラリカNODA 取締役企画部長
Q. どんな仕事をしているの?
新しい製品や、天然ロウの新しい使い方を考える仕事をしています。「この天然の素材で、何かもっと面白いことができないか」を毎日考えています。
Q. この仕事のどんなところが面白い?
「木の実から取ったロウが、グミにも体育館にも使えるって、考えるだけでワクワクしませんか? 自然の素材の可能性は、まだまだ無限にあると思っています。」
Q. いま、どんな研究をしているの?
「天然の素材だけで、学校やみんなの暮らしをもっと気持ちよくできないか、研究を進めています。自然が作ったものの力は、まだまだすごい可能性を持っていますよ。」
この仕事に関係する教科
| 理科(化学) | 素材の性質を調べる。植物や昆虫の成分から物質を取り出す実験 |
|---|---|
| 社会 | 日本の伝統産業を知る。江戸時代から続くモノ作りの文化 |
| 家庭科 | 食品や化粧品の原料を理解する。日常生活の中の化学 |
190年、ロウひとすじ。
会社のこと
株式会社セラリカNODA
神奈川県愛川町に拠点を置く、天然ロウの精製メーカー。江戸時代から続く木蝋(もくろう)の技術を守り続け、時代に合わせて進化させながら歩んできました。天然ロウを一から精製できる会社は日本でも数えるほど。セラリカNODAは、その数少ない会社の一つです。
木の実からロウができるまで
①
ハゼの実を収穫する
②
実を脱穀・乾燥させる
③
実を細かく粉砕する
④
圧力や熱でロウを取り出す
⑤
精製して製品へ
たった5つのステップに見えますが、この技術を完成させるのに、セラリカNODAは190年かかりました。シンプルに見える仕事ほど、実は奥が深いのです。