セラリカの中国木蝋

はじめに

中国木蝋(愛の重なる町の生み出したロウ)

小説家としてだけでなくNHKドラマや山田洋次の映画でも人気のある藤沢周平。彼の人生最期の作品が「漆の実のみのる国」だ。ケネディー大統領が最も尊敬する日本人「上杉鷹山」が主人公。NHKで放送された人気大河ドラマ「天地人」。上杉謙信、直江兼継の唱える「正義」と「愛」の信念、その想いが上杉家に代々受け継がれていった。江戸中期の上杉家当主上杉鷹山は、貧しさと混乱の続く藩内にほんのわずかに残っていた改革の種火を育て、藩全体の改革意識にまで高めて、飢饉の時、一人の餓死者も出さない段階まで豊かさを実現し米沢藩改革を成功させた。「正義」と「愛」は、まず最初の一人が想いつづけることによって100年単位で一本の木が森になるまで引き継がれていく。信念とはそういうものだ。鷹山の漆の木100万本の植林は、今よりも未来を見据える。様々な困難に向かって、彼の名言「なせば成る、なさねば成らぬ、何事も、ならぬは人の、なさぬなりけり」がある。そして、その想いは鷹山の部下にも引き継がれ、明治以降も米沢から日本の代表的な農業技術者をたくさん生み出した。その漆もいつの間にか日本産から中国産に変わっていった。

夕暮れのビルと空

質を省みず価格重視の時代の流れにもその原因はある。愛の重なる町(愛甲郡愛川町)に本社を置くセラリカNODAは、鷹山の精神を受け継ぎ、明日の生活にも悩む中国内陸部貧困地区農民の収穫する漆の実をもとに、中国木蝋を製品化した。さらに用途拡大をはかり、食品添加物としても厚生労働省の認可も取った。中国木蝋には隠された魂がある。