ライスワックス タイトル

はじめに

ライスワックス(日本の持つ可能性が生み出したロウ)

人類の歴史の中で、アジアでは牧畜小麦文明と稲作食虫文明に分かれていく。稲作食虫文明である中国揚子江流域住民が1万年位前、気候大変動のため、民族の大移動により日本やベトナムに移動したと言われている。日本の縄文時代から弥生時代への転換は、移動しながら生活するため、食べ物の確保が不安定な狩猟的ライフスタイルから、米を作り定住化しいていく安定したライフスタイルへの転換とも言える。

緑の深い湖

稲は米や酒を生み出し蓄積することも出来るゆえ原初的豊かさが生まれる。米による豊かさは村を生み、多くの人間が一つの村に住み共同生活が出来るようになる。それで稲を育てる村人は太陽に対する感謝の念が生まれ、自然と共に生きるという考えが鎮守の森を生み出していった。稲は稲であって稲にあらず、米も米であって米ではない。それ以上の深い存在となって日本の多くの村をつくりあげる原動力となっていった。天皇陛下も自ら稲をお植えになり収穫される。米を尊ぶことによって日本という国のあり方の中心にある重要な存在となられる。

今は、合成全盛の時代なので人間の思うままに物をつくることが出来る。それに対して自然の生み出すものは、物を大切にし、深く知ることによって、はじめてその本質を味わうことができる。かつてボイラーを焚く重油代替物にまで貶められた存在である米ヌカのロウを、米の持つ大きな可能性を拡げようとする目的でセラリカNODAと米油メーカーの技術者達が共同で開発に取り組むことによって、新たなロウとしてライスワックスはこの世に生み出された。