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貧困からの脱却法について、バングラディッシュの世界的な賢人は言う。
貧困を脱却する第一歩は貧しさを援助で救う。それが豊かな人の務め。大金持ちの競うような億・兆単位の支援。
しかし、そこから依存が生まれ、自立できなくなる。
第2ステップは魚を与えるのではなく、釣り方を教える。技能教育の重要性を説く。
修得後の就業、収入の拡大に結びつくことが重要。
第3段階は、現実に貧しいからこそ人々はそこから脱却するために、もがき苦しみ知恵を絞る。
その小さな知恵を実現するためのユニークな小さな金融システムを整備することにより、貧困のもつ知恵エネルギーが火山のごとく溢れ出す。
バングラディッシュでは、200万人が貧困から脱却し、豊かさを実現をしつつある。
ルックウエスト、アジアに目を向けることにこそ、真の貧困解決の糸口がある。
どこからともなく「大恐慌」の声が聞こえてくる。
ところが、そこで発表される数字は10兆、100兆と抽象的な豆腐屋の数え方。
子供のころ、肉屋のコロッケの匂いや、清らかで冷たい井戸水に浮かぶ豆腐のように、
生活は実感にかこまれていた。
お金も5円玉や10円玉は、それで物が買えたし、独特の金属の香りがした。
僕らがこれから失うものは、天に聳え立つ高層ビル
僕らが取り戻すものは、信頼と人間の声
所詮、あの世に持っていけない豊かさを失うことを嘆かない「誇り」と、もともと何の資源もないこの国は「知恵」だけが頼りである。
まだまだ貧しさに囲まれていた時代にこそ輝いていた当時のノーベル賞。
紙とエンピツと、失うものがないからこそ蘇る「勇気」そんな時代がまたやってくる。