r社会との関わり

人と森と生命の共生ができる、豊かな社会を目指して

蝶の小さな羽ばたきがやがて世界を大きく変えていく。 1本のハゼの木を荒野に植えることから人と森と生命の共生が始まります。

1985年のJETROの調査で生物系のロウが世界で最も日本に輸入して欲しい品目に入った。その気付きを確かめるため弊社現社長 野田泰三は生物ロウを求めて世界を視察してまわった。

その結果分かったことは、天然ロウの産地の多くは途上国の貧困地帯にあり、産業育成のための柱とし各国政府が大変重視して天然ロウの生産に取り組んでいると言うことでした。

セラリカNODAが主要産出国政府機関に対して技術指導をし、天然ロウの高品質化をはかり、さらなる技術開発で用途の汎用性を広げてきた背景には、輸入を増加させることにより原産地域の村おこしと環境の向上を実現し、貧困の連鎖を断ち切りたいという切なる思いからです。

1本の木を植えることから、世界を変えていきたい。天然ロウというユニークな生態保護成分を研究開発することで、人々に活力を与え、世界をよりよい環境へと育んでいきたい。そのためにセラリカNODAは、地球上の様々な場所で、緑の拡大と貧困の脱却を目指すセラリカ構想の実践を続けています。

志を持った原料開発

藤沢周平「漆の実の実る国」に描かれている故ケネディ大統領が尊敬する日本人「上杉鷹山」の米沢藩改革の第一歩は100万本の漆の木の植林と、その実から取れる「蝋」による殖産興業であった。

大塩平八郎の乱に象徴される飢餓と窮乏の天保三年(1832年)、九州有馬藩に木蝋を供給し藩財政を立て直し、貧困からの脱却を目的とする事業が立ち上がりました。野田家第8代野田常太郎を祖とし、野田製蝋、野田ワックス、セラリカNODAへと続く弊社の興りです。
創業の地、福岡から東京、神奈川へと本社を移し、19世紀、20世紀、21世紀と3つの世紀をまたぎ、創業179年(平成23年現在)の歴史を誇るまでになりました。

セラリカNODAは現在その生産を愛の重なる町に移し高い志を継承しています。それは、生命ロウ=セラリカによる発展途上国の農民から先進国の消費者に至るまで、関わる全ての人々を豊かにする「セラリカ構想」につながります。

その志から、台湾における「野菜エキス」、日本での「ライスワックス」、キューバでの「シュガーケーンワックス」、国際養蜂協会(APIMONDIA)との共催による「世界No.1蜜蝋コンテスト」、JICAプロジェクトでの「日中雪ロウ共同研究開発」等、途上国政府機関を巻き込んだ原料開発プロジェクトを達成しTまいりました。

中国での取り組み

ハゼの木の植林

1993年

木ロウの安定供給と輸入量増加のため、中国林業省との協働プロジェクトとして、福建省などの山間にハゼの木を植林。

1996年

北京にカイガラムシが生み出す雪ロウを生産するために、馨楽麗康能達生物科技有限公司を設立。現地研究開発・精製工場として稼働。同時に中国林業科学研究院と共同で、雪ロウ生産を目指して雲南省・四川省などでのモチの木の植林を実行。

1997年

中国での生物産業による雇用創出・森林拡大などの活動に対して、日刊工業新聞社の第14回国際貢献賞を受賞。 また、一連の日中共同プロジェクトは、国際協力機構(JICA)の開発融資事業に選出されました。

中米での取り組み

キューバ

砂糖キビロウのキューバ政府砂糖省(ミナス)との共同研究開発。砂糖省より局長以下3名来日。弊社にて開発会議実施。

ブラジル

現地熱帯雨林に植生するカルナウバから採れる「カルナウバロウ」の技術指導と輸入の拡大。

メキシコ

砂漠地帯に植生するタカトウダイ草から採れる「キャンデリラロウ」の技術指導と輸入の拡大。
メキシコ国立農業銀行系との協議を進める。

日本でのハゼの木の品種改良

九州でのハゼの実の収穫

ハゼの木は古くから木ロウを利用するために栽培されてきた有用植物です。しかし、木ロウの需要が激減した戦後は栽培面積が少なくなり、野山で自然に見られることも少なくなってきました。

セラリカNODAでは九州大学、国・各県の林業試験場、業界団体である「日本木蝋商工業協同組合」などとハゼ・木蝋研究会を作り、ハゼの木の安定した供給と今後の需要拡大に備えて、低木化技術の開発、簡易収穫法の開発、栽培品種の改良にも取り組んでおります。

■木ロウ生産に適したハゼの木

木部1号、水俣(育)1号
(独立行政法人材木育種センター九州育種場 開発認定種)

■特長

  1. 豊凶の差がなく、毎年安定して生産量が確保できる
  2. 含ロウ率25%
  3. 枝が横に広がるため採取が容易で、果実がちぎりやすく、一房が大きい
  4. 在来品種以上の高品質木ロウが抽出できる

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沖縄における砂糖キビロウの開発

砂糖キビ生産後に大量に発生する残渣(バガス)。沖縄県は日本有数の砂糖キビによる砂糖の生産地で、同時に大量発生するこの残渣(バガス)の処理という問題を抱えています。セラリカNODAでは関係各所と連携し、この残渣から良質のオクタコサノールを大量に含む砂糖キビロウ(シュガーケンワックス)を生産する研究・開発を行っています。

真の蜜ロウを求めた共同研究

玉川大学「真の蜜ロウ」の探求を目的として共同研究を開始。蜜ロウを取り巻く環境の問題から、蜜ロウの機能性の開発、生産に関することまで幅広く取り組んでおります。

純日本製ワックス「米ヌカロウ(ライスワックス)」の開発

セラリカNODAの米ヌカロウは国産のお米からとれる米ぬかを原料として生産されます。米ぬかに含まれる米油を精製するとその中から米ヌカロウが採取できます。国産だからこそ安全で高品質・高品位のものをお届けしたい。その気持ちを常に忘れずに研究開発致しました。